プエラリアとプロラクチンとの関係
みなさんは妊娠を望んで活動する妊活という言葉をご存知でしょうか。
近年多くの芸能人も晩婚化しており、妊娠・出産に専念するために芸能活動を自粛するようになりました。
人気芸能人が妊活を意識する背景には、日本社会全体に起きている「晩婚化」が理由の1つに挙げられるでしょう。
晩婚化すると初産の年齢が上昇するのですが、そうなると自然と出産率がどうしても低下してしまいます。
女性の身体は一生妊娠するわけではなく、生まれ持った卵子の数のみ排卵し、40代以降閉経をします。
閉経後、自然妊娠は出来ず、体外受精などにアクセスすることになります。
不妊の背景にはよく年齢がクローズアップされがちですがプロラクチンが不妊の背景の1つに存在していることがわかってきました。
プロラクチンは乳児の分泌に関わる成分で、授乳をすると次々に発生し円滑な授乳が出来るように身体が排出していく成分です。
しかし、濃度の強いプロラクチンは高プロラクチン血症という病を招くことが知られており、その背景にはホルモンバランスの激しい変動があるのでは、と研究されています。
はっきりした原因が特定できていないのですが、高プロラクチンの状態は身体が妊娠を拒む状態です。
産後の女性が授乳中の間排卵が止まっていることがあるのはプロラクチンの影響であると言われています。
但し妊娠中ではないのにプロラクチンが大量に排出されている場合、不妊になりやすいと言われています。
プロラクチンを軽減するために処方される薬がありますが、これはホルモンバランスを整える薬の1つです。
非常に強い薬のため眠気などを生じることもあります。
このようなプロラクチンの症状を癒す治療を行っている場合にはプエラリアの摂取は控えるように指示されています。
プエラリアは言葉こそプロラクチンと類似していますが、効果は異なります。
エストロゲンに化学構造が似ているので摂取をすることで女性ホルモンが活発になります。
しかし、プロラクチンが高濃度の状態ですと抑制へ導くことが必要なので相反する効果をもたらしてしまいます。